2mix作成のアドヴァイス
マスター・リミッター/マキシマイザーは使わない
マスタリング作業でマスター・コンプレッサーを使いますので、マスタートラックにリミッター/マキシマイザーは挿さないでください。一度失われたダイナミクスを元に戻すことはできないことと、この音圧を上げる行程によってサウンドの印象が大きく変わるからです。
音を大きくしすぎない
曲の最大音量箇所が-1db~-3dbに収まるようにミックスされたのもがベストです。
ミックスで妥協しない
マスタリングは2ミックス全体に対する作業なので、楽器別に調整することはできません。作品のクオリティを上げるには、妥協のないミックス作業が不可欠です。
録音またはミックスセッションのサンプルレートのままでの書き出し
作業しているDAWのサンプルレートを変更せずに書き出すことをお奨めします。より良い状態でマスタリングできるよう、できる限り24bitで書き出してください。
ファイル形式:wavまたはaiff
サンプリング・レート:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
ビット数:16bit、24bit
2mixの差し替えについて
基本的には、マスタリング作業が始まってからは、よほどのことがない限り2mixの差し替えはいたしません。アナログ・アウトボードでの作業がメインなので正確なリコールができず、常に一発勝負で作業しているからです。
2mixを納入される前に、後戻りできないことを前提にミックスを完璧に仕上げてください。
また、ミックス時のケアレスミスによる差し替え希望も多くなっていますが、これらも納入前にしっかりご確認いただけますようお願い致します。
何らかの事情でどうしても2mixの差し替えが必要になった場合は、追加料金はいただかず対応いたします。font>